西洋古典– category –
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西洋古典
Revocate animos, maestumque timorem mittite.
「レウォカーテ・アニモース・マエストゥムウゥェ・ティモーレム・ミッティテ」と読みます。 revocateは「呼び戻す」を意味する第1変化動詞revocoの命令法・能動態・現在、2人称複数です。 animosは「勇気」を意味する第2変化名詞animusの複数・対格です。... -
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なぜ僕は君に本を送らないか(マルティアーリス)
マルティアーリス マルティアーリスの作品(7.3)を読んでみる Cur non mitto meos tibi, Pontiliane, libellos?Ne mihi tu mittas, Pontiliane, tuos. Mart.7.3.1-2ポンティリアーヌス君、なぜ君に僕の小さな本を送らないかって?君が僕に君のものを送ら... -
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『ラテン詩への誘い』(国原吉之助著)
ラテン詩を読んで味わうには韻律を正しく分析する必要があります。大学書林から出ている表題の本は日本語で読める一番詳しい本だと思います。 ラテン詩への誘い國原 吉之助 この本はカナ表記も用いながらラテン語の詩の読み方を懇切丁寧に説明しているので... -
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『牧歌』第1歌(試訳)
「土地没収」 メリボエウス ティーテュルスよ、おまえは枝を広げたぶなの木の覆いの下に横たわりながら 、ほっそりした牧人の笛で森の調べを吹こうと懸命だ。このわしは愛する土地 を去り、祖国の国境を越えようというのに。それもこれも祖国から逃れるた... -
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はかなきは人の世の営み
『ギリシア人・ローマ人のことば』(岩波ジュニア新書、中務哲郎・大西英文著)の中に、 「はかなきは人の世の営み、悲運は涙さそいて、胸をうつ」(『アエネーイス』)という言葉が紹介されています。 原文は、sunt lacrimae rerum et mentem mortalia ta... -
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愛されたいなら、愛しなさい:セネカ
Sī vīs amārī, amā. 愛されたいなら、愛しなさい セネカの言葉です(「倫理書簡集」9.6。文法の説明はこちら)。Sī (もしも)をとった形、Vīs amārī? Amā. でも知られます。この場合、「愛されたいか。では愛せ」となります。 amārī は不定法で「愛される... -
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無為の時を求めて:ウェルギリウス『アエネーイス』
第4巻におけるディードーのセリフです。 quo ruit? extremum hoc miserae det munus amanti: 429 exspectet facilemque fugam uentosque ferentis. 430 彼はどこに向かって走るのか。これを最後の贈り物として哀れな恋人に授けてくれ。 追い風を受けてたや... -
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探し求めるべきは
[11] Quaerendum est quod non fiat in dies peius, cui non possit obstari. Quid hoc est? animus, sed hic rectus, bonus, magnus. Quid aliud voces hunc quam deum in corpore humano hospitantem? Hic animus tam in equitem Romanum quam in libert... -
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ネポース『英雄伝』について
1.生涯 概説 コルネリウス・ネポスの生涯についてあまり詳しいことは知られていない。大プリニウスによれば「パドゥス川(現ポー川)のほとりに住む人」と言われ(『博物誌』3.127)、北イタリアのティキヌム(現在のパヴィア)あたりの出身と推定されて...