英語とラテン語– category –
-
英語とラテン語
決意と咀嚼
決意と咀嚼 たとえば「新年の決意」を英語で訳せば、New Year resolution となる。 この resolution(レゾリューション)とは、元来どういう意味だろうか。 レゾリューションといえば、モニターの「解像度」を表す言葉でもある。resolution の動詞形は res... -
英語とラテン語
時間
時間 時間に関する格言、警句は古来たくさんある。中でも「時間を大切にせよ」というメッセージがとりわけ多い。漢文では「少年老い易く、学成り難し。一寸の光陰、軽んずべからず」というのが有名である。英語では、Time flies like an arrow. (光陰矢の... -
英語とラテン語
自由と責任
自由と責任 「自由」という漢字は、元来は欲望からの解脱(げだつ)を意味する仏教用語に由来する。何ものにも拘泥しないとらわれない心が「自由」ということになる。一方で、「自由」と聞けば、私たちは「思うまま、気まま」という言葉を連想する。昨今の... -
英語とラテン語
旅は骨折り?
旅は骨折り? 「旅」を意味する英語 travel の語源は、ラテン語に遡る。旅行会社に勤務する方から travel の語源を尋ねられて、ちょっと調べてみた。 手元の「新英和大辞典」(研究社)によると、travel はフランス語の travail(仕事、骨折り)と関連する... -
英語とラテン語
生活と人生
生活と人生 英語のlifeという言葉は、日本語では「生活」とも「人生」とも訳すことが出来るが、これら二つの日本語は似て非なるものである。たとえば「便利な生活」と言うが、「便利な人生」とは言わない。 一般に、理工系の学問は「便利な生活」の実現を... -
英語とラテン語
個の自立
個の自立 最近よく耳にする「個の自立」という言葉は、具体的にどのようなことを意味するのだろうか。対応する英単語をめぐってあれこれ考えてみたいと思う。 まず「自立」という日本語について考えると、この言葉の英訳は、普通independenceとみなされる ... -
英語とラテン語
病と患者
病と患者 「病」を意味する英語には色々あるが 、disease もその一つである。この単語は否定の接頭辞 dis と ease (安らぎ)に分解できるので、言葉の成り立ちからいえば「安らかでない状態」というニュアンスを持つ。人間の精神と肉体の安らぎは常にスト... -
英語とラテン語
友ともてなし
友ともてなし 友情に関する議論は古来絶えることを知らない 。キケローの『友情について』(De Amicitia)は、最古の友情論の一つであり、その中にいくつかの有名な言葉を見出すことができる 。すなわち、「真の友は第二の自己である」、「真の友はまれで... -
英語とラテン語
ニューヨークってどういう意味?
ニューヨークってどういう意味? 司馬遼太郎氏は、中学校時代、英語が嫌いであった。授業中に「ニューヨークとはどういう意味ですか?」と先生に質問したら、「地名に意味はあるもんか!」と叱られたからだとか。 司馬氏は、「New York =ニューヨーク」と...