「第1・第2変化形容詞」の検索結果
-
訳と解説
セネカ『倫理書簡集』17.5を読む:哲学の勧め
セネカの『倫理書簡集』を読む:哲学の勧め(Sen.Ep.17.5) 言い訳せず、今すぐ哲学を学びなさい、という内容です。 (全文) Sī vīs vacāre animō, aut pauper sīs oportet aut pauperī similis. Nōn potest studium salūtāre fiērī sine frūgālitātis cū... -
訳と解説
女王ディードーの政治
講読クラスではウェルギリウス『アエネーイス』を読んでいます。昨日の授業では、次の表現が目にとまりました。カルターゴーの女王ディードーの政治を端的に言い表したものです。主語はディードーですが、キケローの思想にも通じるウェルギリウスの平和へ... -
ラテン語入門のQ&A
Q. 最上級が-rimus,-a,-umで終わるケース
『アエネーイス』を読んでいて asperrima(もっとも残忍な)という綴りを見ました。なぜ-issimaで終わらないのですか。 asper(残忍な)のように、-erで終わる形容詞の最上級は、単数・属格の語尾から第1・第2変化形容詞は-īを、第3変化形容詞は-isをとっ... -
訳と解説
噂の女神:これよりも速い害悪はほかにない(ウェルギリウス・アエネーイス)
「噂」(ファーマという女神)について 『アエネーイス』第4巻に「噂」の女神が登場します。fāmaは「噂」を意味する一般名詞ですが、173行目を見るとFāma(ファーマ)と大文字で使われています。これは女神として扱われている例です。ただし「害悪」(174 ... -
訳と解説
ウェルギリウス『農耕詩』第3巻エピローグより
ウェルギリウス『農耕詩』第3巻エピローグ:「ノーリクムの疫病」より 478-481 Hīc quondam morbō caelī miseranda coorta est tempestās tōtōque autumnī incanduit aestū et genus omne necī pecudum dedit, omne ferārum, corrūpitque lacūs, infēcit p... -
ラテン語格言
Ubi leges valent, ibi populus liber potest valere.
「ウビ・レーゲース・ウァレント・イビ・ポプルス・リーベル・ポテスト・ウァレーレ」と読みます。 Ubi は「~ところの場所で」を意味する関係副詞とも「~するとき」を意味する接続詞ともとれます。前者の場合、ibiは「その場所で」、後者の場合、「その... -
訳と解説
ラテン語のドレミの歌
以下は、ドレミの歌のルーツはラテン語にある、という話です。 詳しいことはウィキペディアの記事をごらんください。 聖ヨハネ讃歌 Ut queant laxīs resonāre fibrīs Mīra gestōrum famulī tuōrum, Solve pollūtī labiī reātum, Sancte Iōhannēs. 階名との... -
訳と解説
セネカ『倫理書簡集』1.2を読む:時間だけは我々のもの
セネカ『倫理書簡集』1.2を読む:時間だけは我々のもの [2] (1) Quem mihi dabis quī aliquod pretium temporī pōnat, quī diem aestimet, quī intellegat sē cotīdiē morī? (2) In hōc enim fallimur, quod mortem prospicimus: (3) magna pars ēius iam ... -
訳と解説
セネカ『倫理書簡集』13.4を読む:先走りして苦労するな
セネカ『倫理書簡集』13を読む 「先走りして苦労するな」 [4] Plūra sunt, Lūcīlī, quae nōs terrent quam quae prēmunt, et saepius opiniōne quam rē labōrāmus. Plūra: 第1・第2変化形容詞multus,-a,-um(多くの)の比較級、中性・複数・主格。 sunt:...