Audendo magnus tegitur timor.

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「アウデンドー・マグヌス・テギトゥル・ティモル」と読みます。
audendō は 第2変化動詞 audeō,-ēre(敢えて行う)の動名詞、単数・奪格です。「敢えて行うことによって」と訳します。
magnusは第1・第2変化形容詞magnus,-a,-um(大きな)の男性・単数・主格でtimorにかかります。
tegitur は「覆う、隠す」を意味する第3変化動詞 tegō,-ere の直説法・受動態・現在、3人称単数で、「隠される」となります。
timorはtimor,-ōris m.(恐怖)の単数・主格です。文の主語です。
「大きな恐怖は、敢えて行うこと(大胆な振る舞い)によって隠される」という意味になります。
叙事詩『内乱』を書いたローマの詩人ルーカーヌス(AD 39-65)の言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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