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Deus ille fuit qui princeps vitae rationem invenit.
2020/11/4 ルクレーティウス
「デウス・イッレ・フイト・クゥィー・プリンケプス・ウィータエ・ラティオーネム・インウェーニト」と読みます。 deus はdus,deī m.(神)の単数・主格です。文の補語です。 ille は指示代名 ...
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Felix qui potuit rerum cognoscere causas.
「フェーリクス・クゥィー・ポトゥイット・レールム・コグノスケレ・カウサース」と読みます。 Fēlixは第3変化形容詞fēlix,-īcis(幸福な)の男性・単数・主格です。文の補語です。動詞est(s ...
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Ex nihilo nihil fit.
2020/10/28 ルクレーティウス
「エクス・ニヒロー・ニヒル・フィト」と読みます。 Ex は「<奪格>から」を意味する前置詞です。 nihilō は「無」を意味する第2変化中性名詞nihilum,-ī n. の単数・奪格です。 fit ...
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O miseras hominum mentes, o pectora caeca!
「オー・ミセラース・ホミヌム・メンテース・オー・ペクトラ・カエカ」と読みます。 Ō は感嘆詞です。 miserās は「惨めな」を意味する第1・第2変化形容詞 miser,-sera,-serum の ...
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Tantum religio potuit suadere malorum.
2016/8/6 ルクレーティウス
「タントゥム・レリギオー・ポトゥイト・スアーデーレ・マロールム」と読みます。 tantumは「これだけ多くのもの(量)」を意味する第2変化名詞 tantum,-i n.の単数・対格です。suadere ...
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愛は遠ざけるべし
ヘーローとレアンドロスの悲劇について、ウェルギリウスは『農耕詩』第3巻258-263で次のように言及しています。 「恐ろしい愛に身を焦がす、かの若者を想え。彼は真暗な夜更けに、嵐が吹き荒れ波立ち騒ぐ海 ...
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愛はすべてにうち勝つ
Omnia vincit Amor. 愛はすべてにうち勝つ 出典はウェルギリウスの『牧歌』第10歌です(Verg.Ecl.10,69)。 以下は、愛する女性リュコーリスを失ったガッルスの嘆きの言葉です ...
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厳格で非情な死の定め:ルクレーティウス
2015/1/21 ルクレーティウス
optima quaeque dies miseris mortalibus aeui prima fugit; subeunt morbi tristisque senectus et labor, ...
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死は我々にとって何ものでもない:ルクレーティウス
2015/1/21 ルクレーティウス
古代ローマの詩人ルクレーティウスは『事物の本性』第3巻(830以下)で次のように述べています。 「精神の本質は死すべきものである、と理解するにいたれば、 死は我々にとって取るに足りないことであり、一向 ...
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ルクレーティウスの幸福観
2015/1/21 ルクレーティウス
エピクロス派の詩人ルクレーティウスは、『物の本質について』(De Rerum Natura)と題する作品を残しています。その第2巻冒頭を樋口勝彦訳(岩波文庫)で見てみましょう。 「大海で風が波を掻き立 ...