アエネーイス– tag –
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ラテン語格言
Hoc opus, hic labor est.
「ホク・オプス・ヒク・ラボル・エスト」と読みます。 hocは「これ」を意味する指示代名詞hic,haec,hoc の中性・単数・主格です。動詞estを補って解釈します。 opusは「仕事」を意味する第3変化名詞opus,operis n.の単数・主格です。 hicは「これ」を意味... -
ラテン語格言
Tantaene animis caelestibus irae?
「タンタエネ・アニミース・カエレスティブス・イーラエ」と読みます。 tantaeneはtantae+neと分解できます。 tantaeは「これほど大きな」を意味する第1・第2変化形容詞 tantus,-a,-umの女性・複数・主格です。iraeにかかります。 -neは「~か?」と直接疑... -
ラテン語格言
Quo fata trahunt, retrahuntque, sequamur.
語彙と文法 「クゥォー・ファータ・トラフント・レトラフントクゥェ・セクゥァームル」と読みます。 quō は関係副詞で「~する方に」と訳せます。 fāta は「運命」を意味する第2変化名詞 fātum,-ī n. の複数・主格です。 trahunt は「運ぶ」を意味する第3... -
ラテン語格言
Pacemne huc fertis an arma?
「パーケムネ・フーク・フェルティス・アン・アルマ」と読みます。 pacemは「平和」を意味する第3変化名詞 pax,pacis f.の単数・対格です。 -neは「~か?」を意味し、直接疑問文を導きます。 hucは「こちらに」を意味する副詞です。 fertisは「運ぶ」を意... -
訳と解説
「噂」と嫉妬~ウェルギリウス『アエネーイス』より
「噂」と嫉妬 ウェルギリウスの『アエネーイス』第4巻では「噂」(Fama)と呼ばれる女神の正体が次のように生々しく語られています。 4.178-218 illam Terra parens ira inritata deorumextremam, ut perhibent, Coeo Enceladoque sororemprogenuit pedibu... -
西洋古典
トゥルヌスの死
ローマ建国者アエネアスと対立するトゥルヌスの一騎打ちの結果、アエネアスが勝利を収めます。以下はその最後の場面です。 アエネアスは敵(トゥルヌス)に迫ると、大木のような槍を振り回し、たけり狂った心でこう叫ぶ。「これ以上何をぐずぐずするのだ。... -
西洋古典
ニーススとエウリュアルス
『アエネイス』第9巻(訳) 420 残忍なウォルケンスは荒れ狂う。が、槍を投げた男の姿を認めることができず、怒りに燃えながらもどこに突進すべきかがわからなかった。「それでは、おまえ(=エウリュアルス)の熱い血で二人(スルモとタグス)を殺した罪... -
西洋古典
人の世の営みに対する涙
『アエネイス』第6巻の冒頭で,主人公アエネアスはシビュッラ(巫女)の予言を求めてアポロの神殿に赴きます.詩人はここでいったん物語の進行を中断し,この神殿にまつわる縁起物語を紹介していきます.すなわち,噂によるとダエダルスはミノスの王国を... -
西洋古典
戦争と一人の英雄
ローマの詩人ウェルギリウスは、叙事詩『アエネーイス』(アエネーアースの物語)をかきました。アエネーアースはトロイアの王子でしたが、ギリシア軍との戦いに敗れ(これがトロイア戦争で、ホメーロスが『イーリアス』の中で描いています)、祖国を脱出...