2012-07-29 ラテン語講習会(東京)の感想

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去る7月29日に東京で行ったラテン語講習会の受講生より次の感想を頂戴しました。こういうお声をちょうだいできて、何より嬉しく思います。またがんばって準備しようと思います。

短いながらも充実した時間を過ごすことができました。心から感謝します。文法は最初の部分が肝心なこと、まず動詞に注目すること、原文を尊重して丸暗記すること、文章を書く際にラテン語の成句を活用すること・・・などなど、ラテン語に向き合う姿勢について述べられたことは、『独習者のための楽しく学ぶラテン語』の著者である小林先生も、大西先生も、山下先生もみな異口同音だという思いを強くしました。(男性Aさん)

昨日のラテン語クラスでは頭の中に気持ちの良い風が吹き抜けました。正直、与格奪格・・・という名称、区別が、まだぴんと来ませんので(ほかの文法は言わずもがな)、消化に時間がかかりそうですが、すがすがしい気持ちで会場を後にしました。このような時間を持てたことにとても感謝しています。このように、あっという間に過ぎた4時間はありませんでした。ラテン語の名言って面白いですね!(女性Bさん)

昨日は素晴らしい講習会でした。4時間もの間、先生が休憩時間もなく、講義をしてくださったのには驚きました。教材も、解説、練習問題、単語集のいずれも、先生のご配慮が行き届いていて、感嘆しました。16人の受講生の皆さんも、ある程度の勉強はしてきた人ばかりでしょうか?このような機会を待望なさっていた熱気を感じました。私は、名詞変化、動詞変化の反復練習の大切さをおおいに感じましたので、これから毎日練習しようと心に決めました。ラテン語の学習を始めて、まだ5ヶ月ですが、この時期に山下先生の授業を受けることができたのは、はなはだ幸せでした。実は、ラテン語を耳にするのは、全くの初体験でした。先生が、「ガリア戦記」の出だしの部分を暗唱してくださったのはとても嬉しかったです。「ガリア戦記」は日本語では読みましたが、いつか原書で読みたいと思いました。是非、続編の講習会をご企画くださるよう、お願い申し上げます。(男性Cさん)

昨日は、お暑いなかを長時間にわたってのご講義、ありがとうございました。何年も上達しない私が受講することにためらいがあったのですが、とても有益な時間でした。おかげさまで、現在の私の位置とそしてめざすべき所を明確に理解することができました。実際に山下先生のお言葉でいろいろお教えいただくのは、本で読んだり、メールでご指示いただいたりするのとは、また、別の迫力があります。また、お時間が許すなら、是非このような講義を続けてくださいますように心よりお願いいたします。(女性Dさん)

先日は本当にお世話になり有難うございました。4時間が何と短かったことか。先生のページを見てこの講習会を知ったとき多少のためらいと自分に理解できるかなという不安を持っておりましたが、約1年前から始めたラテン語が一段落したちょうどよいタイミングだったので思い切って参加させていただきました。あまりに多くの貴重なノウハウを伝授いただいたのでまだ未消化の部分もありますが、当日の感想を少し書かせていただきます。
・<言語はやはり声を出して読むものだ>。先生が音読されてそれを皆が繰り返すというあのスタイルが実によかったです。声に出して繰り返し、活用を頭に叩き込む。先生の講義をお聞きして文字通り目を開かされました。音読と暗誦ですね。
・<膨大な知識が横たわる>。今回先生からLoeb classical libraryを見せていただき、何と素晴らしい本があるのかと驚きました。ギリシャ、ローマの文学や哲学をこうした本を使って何とか読んでみたい!新たな目標が具体的に見えてきました。まずは空いた時間をつかって活用の暗誦を始めます。本当に有難うございました。(男性Eさん)

4時間半ノンストップの講義は、想像していた以上にすばらしいものでした。ラテン語は大学時代に挫折して以来触れることがありませんでしたが、年を経て新しく学べる機会を得た幸運を喜んでいます。また、山下先生から直接お教えいただけたことを本当に感謝しております。ラテン語を学ぶことによって、英語フランス語の世界もまた広くなることに気付くこともできました。受講して2週間ほど経ちますが、辞書(今のところ大英和のみですけれども)を引いて語源にあたる楽しさも増えました。書籍を読めるようになるまでにはまだ道のりは遠いと思っておりますが、講義の資料の復習、活用の暗記、短い成句の勉強から進めて行きたいと考えております。今後ともご指導くださいますよう、お願い申し上げます。(女性Fさん)

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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