西洋古典– category –
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キケローについて:Marcus Tullius Cicero
キケロー(BC106-43) 古代ローマの政治家にして哲学者であったキケロー(前106-前43)は、「西欧の源流に聳え立つ『知』の巨人」(岩波書店の「キケロー選集」PR文)と評されるように、とりわけルネッサンス以降のヨーロッパ的教養(フーマニタースの思想... -
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ウェルギリウスについて
ウェルギリウス Publius Vergilius Maro: BC 70-19 ローマを代表する詩人といえば誰もがウェルギリウスの名を一番にあげるでしょう。作品として『牧歌』(BC38-37頃)、『農耕詩』(BC29)、『アエネーイス』(BC19)の3つがあり、それぞれギリシア文学に... -
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誰も死ぬまでは幸福ではない
誰も死ぬまでは幸福ではない この言葉はヘロドトス『歴史』第一巻32に見られるソロンの言葉です。さっそく文脈を紹介しましょう。 リュディア王アリュアッテスの死後、その子クロイソスが35歳で王位を継いだ。彼はアテナイの賢者ソロンに世界でもっと... -
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『農耕詩』における多様性のテーマ
『農耕詩』における多様性のテーマ 『牧歌』第四歌では、大地の自発性が新しいヘシオドス的黄金時代の特徴として示され、「すべての土地はすべてのものを生むだろう」(39 omnis feret omnia tellus)と言われています。他方、『農耕詩』ではこれとは対照... -
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『農耕詩』1.231-258
『農耕詩』1.231-258 Idcirco certis dimensum partibus orbem per duodena regit mundi sol aureus astra. それゆえ、一定の部分によって測り分けられた天球を 黄金の太陽が宇宙の一二の星座をめぐりながら支配する。 quinque tenent caelum zonae: quaru... -
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『農耕詩』第1巻序歌(訳)
『農耕詩』第1巻序歌(訳) 1.1-23Quid faciat laetas segetes, quo sidere terramuertere, Maecenas, ulmisque adiungere uitisconueniat, quae cura boum, qui cultus habendosit pecori, apibus quanta experientia parcis,hinc canere incipiam. uos,... -
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『アエネーイス』第三巻訳
新しい祖国を求めて(3.1-30) Postquam res Asiae Priamique euertere gentem 1 immeritam uisum superis, ceciditque superbum Ilium et omnis humo fumat Neptunia Troia, アジアの王権とプリアムスの罪なき民びとを打ち倒すことが、 神々のみ心にかな... -
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『アエネーイス』第二巻訳
アエネーアスの語るトロイア戦争(2.1-20) 1 Conticuere omnes intentique ora tenebant inde toro pater Aeneas sic orsus ab alto: 一同は沈黙しアエネーアスを凝視した。 このとき、高い玉座の上から父アエネーアスは次のように始めた。 3 Infandum, r... -
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『アエネーイス』第一巻訳
『アエネーイス』第一巻訳 第1巻冒頭(1.1-33) 1-7 Arma uirumque cano, Troiae qui primus ab oris Italiam fato profugus Lauiniaque uenit litora, multum ille et terris iactatus et alto ui superum, saeuae memorem Iunonis ob iram, multa quoqu...