ヘーシオドス– tag –
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西洋古典
人はなぜはたらくのか:ヘーシオドス
西洋の古典文学には、教訓詩(didactic poetry)とよばれるジャンルがあります。ギリシア文学ですと、ヘーシオドスの『仕事と日』が代表的な作品です。岩波文庫で、100ページ足らずの作品です(全部で800行ほど)。翻訳は、『イリアス』、『オデュッセウス... -
西洋古典
ゼウスの時代:ヘーシオドス
ヘシオドスの「神統記」(テオゴニア)によれば、はじめにカオス(混沌)が生まれ、カオスからガイア(大地)、大地の奥底のタルタロス、エロス(愛)が誕生します。ガイアからはウラノス(天)とポントス(大洋)が生まれたとされます。 ガイアは息子ウラ... -
西洋古典
大地と天の子、そしてアプロディテの誕生:ヘーシオドス
ガイア(大地)は息子のウラノス(天)とまじわって、多くの神々を生みます(大地と天のまじわりのモチーフについては、「ヒエロス・ガモス」参照)。大洋(オケアノス)、コイオス、クレイオス、ヒュペリオン、イアペトス(プロメテウスの父)、テイア、... -
西洋古典
世界の始まり:ヘーシオドス
世界の始まりはどのようなものであったのでしょうか。古代ギリシアの詩人ヘーシオドスは、『神統記』(116以下)の中で次のように語っています。 まず初めにカオス(混沌)が生まれた。つづいて広大な胸をもつガイア(大地、女神)が、すなわち、雪を戴く...
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