西洋古典– category –
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西洋古典
「移り気な女に」:ホラーティウス
ホラーティウスの『詩集』1.5を紹介します。 Quis multa gracilis te puer in rosa perfusus liquidis urget odoribus grato, Pyrrha, sub antro? cui flauam religas comam, simplex munditiis? Heu quotiens fidem 5 mutatosque deos flebit et aspera n... -
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「青ざめた死は」:ホラーティウス
ホラーティウス『詩集』1.4は、内容的には、「『運命』は、公平な法則によって、秀でた者にも低い者にも同じ分け前を与える」と述べた『詩集』(3.1)と共通する主題を扱っています。 IV Soluitur acris hiems grata vice veris et Favoni trahuntque sicc... -
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「禁じられた非道の行い」:ホラーティウス
ホラーティウスの『詩集』から詩(C.1.3)と訳をご紹介します。 Sic te diva potens Cypri, sic fratres Helenae, lucida sidera, ventorumque regat pater obstrictis aliis praeter Iapyga, navis, quae tibi creditum 5 debes Vergilium; finibus Attic... -
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「私は星々に触れる」:ホラーティウス
ホラーティウスの『詩集』から、詩(1.1)と訳をご紹介します。 Maecenas atavis edite regibus, o et praesidium et dulce decus meum, sunt quos curriculo pulverem Olympicum collegisse iuvat metaque fervidis evitata rotis palmaque nobilis 5 ter... -
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エコーとナルキッソス:オウィディウス
エコーってご存じですね(カラオケにあらず)。手元の『ギリシア神話小事典』(バーナード・エヴスリン、小林稔訳、教養文庫)を見ますと、 「心の優しいニンフで、ゼウスがヘラの監視から逃れるのを助けた。女神のヘラはこのことを聞いて怒り、エコーが自... -
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『変身物語』におけるケパロスとプロクリス
自らの悲しみを語るケパロス オウィディウスが『変身物語』で伝えるケパロスとプロクリスのエピソードをご紹介します(引用は中村善也訳)。 導入部:「ポコスが目に留めたのは、ケパロスが見知らぬ木からつくられた槍を手にしていることだった。その穂先... -
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「ピュラモスとティスベ」:オウィディウス
以下は、オウィディウスの『変身物語』の伝えるエピソードです(中村善也訳)。ロミオとジュリエットとよく似た話ですね。 「無類の美青年ピュラモスと、これも『東方』だいいちの美女ティスベ--このふたりが、隣り合わせの家に住んでいたのです。セミラミ... -
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この空も飛べる:オウィディウス
オウィディウスは、翼を発明したダイダロスについて、次のようなエピソードを語っています(『変身物語』巻八、中村善也訳) (略)そうするうちにも、ダイダロスは、クレタと、長い亡命生活とにいや気がさし、しきりに郷愁を誘われてはいたが、いかんせん... -
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4つの時代:オウィディウス
オウィディウスは、人間の時代を4つにわけて、歴史的変遷をあとづけています。黄金、銀、青銅の時代に続き、鉄の時代が訪れたとのべていますが、それは、欲望と争いに満ち満ちた時代です。ヘシオドスの『仕事と日』の五時代説話の描写と比べてみるのも一...