復習:
「アリスタエウス物語」で重要なモチーフは愛であり過ちである。ルクレーティウスならなんと愚かな物語と侮蔑するであろう(>>「愛を遠ざける話」)。詩人はあえてそれを描いた。これぞ人間の物語と言えないだろうかと。蜜蜂社会は完全に営まれているが「愛」はない。つまり破綻もないが、それは人間の社会ではない。
>>「アリスタエウス物語」の訳。
ウェルギリウスは、従来の「黄金時代>鉄の時代」のテーマに対して、「今は多様性の時代である。そして人間の時代である」という解釈を示した。
人間を育てる教育
>>「Homo sum. 私は人間である」(関連エッセイ)
>>Homo sum. (ラテン語の解説)
>>テレンティウス作『兄弟』(解説)2200年前の教育論。
※重要なのは愛情でありまごころ。メソッドが人を導き育てるのではない。(というのが私の解釈)。