授業メモ

2015-10-26 授業メモ

前回受けた質問より。セネカの著作について。

  • 生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)2010/3/17、セネカ、 大西 英文(訳)
  • ローマの哲人 セネカの言葉(岩波書店)2003/9/27、中野 孝次(著)

デカルトの方法的懐疑について
デカルトのI think therefore I am.という言葉(デカルトの言葉はフランス語。そのラテン語訳も世に知られる)。この英訳に出会ったヘレンケラーの感動。この言葉(邦訳は「われ思うゆえにわれあり」)はなぜ彼女に生きる希望と勇気を与えたか。元の意味は、疑うことを突き詰めても、疑っている自分は疑えない、ということ。「一切を疑うべし」(De omnibus dubitandum)という方法的懐疑。古典的学びの態度。

ipse dixit.について
キケローのIpse dixit.(子曰く)の意味すること。『神々の本性について』に見られる表現。先入観を捨てよ。逆の立場に立ってみる。科学的思考と無縁ではない。小学、中学、高校の学びには「正解」がある。結論先にありきの教え方、学び方が主流。大学の学びに結論はない(はず)。学んだ知識について、なぜそう言えるか?根拠を常に疑うこと。

>>Ipse dixit.子曰わく

余談
ラテン語で子どもをliberiという。「自由な」を意味する形容詞liberの複数形である。つまりラテン語で「子ども」は「自由な人」を意味する。

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