2018-10-15 授業メモ

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前回の振り返り

>>2018-10-01 授業メモ

    • 言葉の再定義。→「定義

定義とは「境界を画すること」(dēfīniō
リンク先はオンラインの羅英辞典。左上のLewis&Shortをクリックするとdēfīniōの頁に変わる。
オンラインの羅和辞典はこちら。自分でdefinioと入力すると訳語が得られる。

→授業で「印象(impression)」を得て「表現(expression)」につなげる。

勉強とは何か

なぜ学ぶのか?→自分の頭で考えるために。→「考えるとは疑うこと」。

    • 「疑うとは問うこと」。「問うことは批判すること(criticize)」。
    • 「批判」とは。criticの語源:from Greek kritikos “able to make judgments,” from krinein “to separate, decide”
    • 人はよりよい判断を下すために批判を行う(疑う、問う、質問する)。
    • 聖なる好奇心」(アインシュタイン)
    • ニューヨークとは何か」(司馬遼太郎)

次回の課題

学びの二つの形について

  • 子曰、学而不思則罔、思而不学則殆。 子曰く、学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。
  • 「学ぶ」は知識の習得の意味で、「思う」は自分の解釈を行う意味で使われている。

  • キケローの(“Ipse dixit.”)について。
  • ipsedixitismをめぐって。容認するか(和魂?)、否定するか(洋魂?)。
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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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